FXは好きな時間に好きなタイミングで行えるため、サラリーマンの方にはとても便利な投資です。
ですが、FXを副業としていくには収支を安定させる必要があります。
この記事ではFXを副業するために必要なことについて解説していきます。
FXを副業にするための3つの条件
FX始めたのは良いけど、収支が安定しない・・・どうしたらいいのかなぁ
壁にぶつかっているようじゃな
そうなんですよ!中々資金が増えなくて悩んでるんです
FXは闇雲に続けても良い結果は得られんぞ、自分に合ったトレードでないといかん、具体的なことについて解説するので参考にしなされ
副業なので確実に収支をプラスにしないとダメです。ですがFXは損失になる可能性があります。
正直に言うと毎日稼ぎたいのであればFXは副業には向いてません。
月単位、年単位で考えてトータルで収益を出すことを考えます。そうすることで初めてFXが副業と言える状態になります。
では、トータルで安定して収益を出すにはどうするべきか?具体的な条件を3つ挙げました。
- トレードに再現性はあるか?
- リスクリワードは適切か?
- 資金管理は適切か?
それぞれ解説していきます。
トレードに再現性はあるか?
どんなスタイルであれ、安定させるにはトレードに再現性が必要です。
昨日は上手くいったが今日はダメだったなど、一貫性がないと結果も安定しません。
例:ドル円で日本時間に取引。トレード手法は移動平均線とローソク足、1万通貨で20pipの利益を出す
例:豪ドルドルでNY時間に取引。トレード手法は一目均衡表とMACD、1万通貨で50pipの損失を出す
上記二つのトレードには一貫性がありません。通貨ペア・取引時間・使用するテクニカルも違います。
トレードが違えば収支を安定させることは難しくなります。
大事なのはトレードの再現性を高めることにあります。
同じ内容でトレードしても、結果が毎回異なるのでは再現性が高いとは言えません。
継続するにはどのようなトレードスタイルであれ、再現性が重要。
再現性が高いとは想定した結果になる可能性が高いという事。
リスクリワードは適切か?
リスクリワードとは、トレードにおけるリスク(損失)の量とリワード(利益)の量になります。
例えば、ドル円1万通貨を149円でロングし149.50で利確148.50で損切するとします。
その場合のリスクリワードは1:1となるため、勝率が50%以上でプラス収支になります。
ドル円1万通貨を149でロング
149.50で利確、148.50で損切
このトレードは10回中6回は利確できるとする
勝率=60%
利益=30,000円
損失=20,000円
損益=30000-20000=10,000円
利益が残るので継続可能なトレードになる
ドル円1万通貨を149でロング
149.50で利確、148.00で損切
このトレードは10回中6回は利確できるとする
勝率=60%
利益=30,000円
損失=40,000円
損益=30000-40000=-10,000円
損失となるので継続不可能なトレードになる
リスクよりもリワードが上回れば、勝率に応じて利益が増えて行きます。
安定した収支を継続したいのであれば必ずリワードはリスクと同等以上に設定しましょう。
リスクリワードは高いほど良いとは限らない。
ポジションの保有期間が長いほどリワードも高く設定するが、その分相場の流動性に晒されるため勝率も下がりやすい。
資金管理は適切か?
FXは常に証拠金維持率を保ち続ける必要があります。
トレードの方向性が正しくても、資金管理が適切でないと相場の流動性が高まれば一瞬で強制ロスカットされます。
下記は資金管理が適切でなかった事例です。
取引通貨ペアはドル円、取引口座残高は185,000円。ロスカットレベルは100%とする。
必要証拠金は180,000円
口座残高は185,000円から強制ロスカットで179,990円に減少
強制ロスカットされてなければ、ポジションは利確することができた
リスクは18pip、リワードは30pipとなっており、リワードが上回るトレードなので問題無いように思えます。
しかし、資金が185,000円に対して必要証拠金が180,000円となるため、レバレッジが25倍近くとなっており僅かな変動でも強制ロスカットになってしまいます。
このトレードの勝率が仮に30%とした場合、確実に資金が減っていきます。
リスクリワードが高くても証拠金維持率が低いと収支は安定しない
証拠金維持率が100%弱になるようなトレードは厳禁
FXを副業にするために必要な事:まとめ
FXを副業にする条件をまとめました。
- 資金管理を適切にして強制ロスカットされないこと
- リスクリワードを適切にして利益になるトレードにすること
- 利益になるトレードに再現性があること
3つはどれも重要です。最終的にマイナス収支になっている方はそれぞれ見直してみましょう。