FXでの利益にはキャピタルゲイン(売買益)とインカムゲイン(配当益)の2つがあります。この記事ではFXにおける売却益と配当益について解説します。
キャピタルゲイン(売買益)
FXにおけるキャピタルゲインとは為替差益のことです。
FXではポジション決済時に得られます。為替差益はFXでメインとなる利益です。
高く売って安く買い戻す・安く買って高く売り戻すのが売却益をで重要な要素になります。
為替差益を狙うトレードでは、為替レートの値動きを予想した上でポジションを保有します。
為替差益は為替レートの変動幅と取引数量によって損益が変わります。
変動幅と取引数量が大きいほど利益は大きくなりますが、リスク管理も難しくなります。
取引数量が大きいほど
証拠金が多くなるため、維持率も低くなる
売買益で稼ぐには信頼できるトレードルールが必要です。トレードルールに関することは以下の記事が参考になります。
大きな利益を得るには、取引数量を増やすか為替レートの変動幅を大きくするかがある。
取引数量を増やすと必要証拠金が増えて強制ロスカットのリスクが上がる。大きな変動幅を狙うとポジションの保有期間が長くなりやすいため変動リスクを受ける。
インカムゲイン(配当益)
FXにおけるインカムゲイン(配当益)とはスワップ金利によって得られる利益の事を言います。
低金利通貨を売って高金利通貨を買うと、金利差を調整したスワップポイントが付与されます。
上記例のように金利差に応じてスワップポイントが発生するので、これを目的としたトレードも可能です。
ただし、スワップポイントは通貨発行国の政策金利の影響を受けるため、変動リスクがあります。
また金利差が小さいほどスワップポイントも少さくなります。
高金利通貨を売って金利の低金利通貨を買えば、マイナスのスワップポイントが付与されます。
マイナススワップが発生する場合は早目に決済するなどの判断も必要です。
大きな利益を得るには、取引数量を大きくするかポジションを長期保有するかがある。取引数量に応じてスワップポイントも大きくなるが、必要証拠金が増えて強制ロスカットのリスクが上がる。
保有期間が長いほどスワップポイントも増える。しかし保有期間中は為替変動のリスクがある。さらに政策金利の変更でスワップポイントが変化するため注意が必要
FXの稼ぎ方:まとめ
売買益と配当益のどちらかが、稼ぎやすいかは相場環境にもよります。
金利差の大きい通貨ペアであれば配当益も大きくなるので、十分な収益も狙えます。
配当益狙いの弱点は為替変動リスクなので、変動リスクが比較的低い先進国同士の通貨ペアだと安定しやすいです。
代表的なのが円キャリートレードです。
FXでは低金利の円を売って高金利通貨を買うトレードのこと、主にドル円やクロス円で買いポジションを持つ。金融全般では金利の低い円を借りて外国債券や株式などに投資をする。
売買益で収益を目指すなら、安定してプラス収支にできるトレードにする必要があります。トレードを安定させることに関しては以下の記事が参考になります。